検査を受ける

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頸部脊柱管狭窄症とは、首の脊髄を通る脊柱管が狭くなり、脊髄や神経根を圧迫させる病態です。症状としては、肩周囲や上肢にしびれや痛みを伴うものであり、時には下肢にまで症状が現れることもあります。治療には、薬の投与からリハビリ、手術と症例に応じた医師による判断が行われますが、決定要素は症状の強さと画像診断になります。首の神経を圧迫する病態には、頸部脊柱管狭窄症以外にも後縦靭帯骨化症、ヘルニア、腫瘍などが存在し、これらの鑑別も画像診断によって行われ治療が開始されます。基本的に頸部脊柱管狭窄症では、X線写真によって診断が行われますが、その他病態の鑑別あるいは合併を診断するにはMRI検査が最も重要な検査となります。近年のMRI装置は、画質向上に富んでおり撮影時間の短縮化の取り組みが行われています。首のMRIでは、患者自身の動きや、脊柱管を流れる液体の動きによって画質低下を起こすものです。現在では、これらの動きを画像処理によって補正する取り組みがそのメーカーでも行われています。これにより、今後の頸部脊柱管狭窄症の診断や治療決定にも大きな影響をもたらすものとなります。

MRI検査を行う者には主に3つの業種が存在します。それには医師、診療放射線技師、臨床検査技師となります。医師による撮影は、トータル的な撮影時間が長いため非現実であり、あまり行われていません。一番割合が高いのは診療放射線技師によるものです。施設によっては、MRI専門の技師として就業している事も多いです。MRIの取り扱いと、頸部脊柱管狭窄症あるいはその他病態には高い知識が必要であり、その者の技術によって画質に影響が現れると言っても過言ではありません。 MRI画像を診断する者は、当然ながら医師となりますが、整形外科医、脊椎専門医など様々な分野の医師が診断します。整形外科医が脊椎専門医へコンサルトする事も珍しい事ではなく、症状や画像所見によっては治療方針のコンサルトまで行う事があります。特に頸部脊柱管狭窄症の手術が必要な場合では、他診療科へのコンサルトも重要なものとなっています。